スーパーフォーミュラ Rd.2 オートポリスにおいて、ルーキーの岩佐歩夢(TEAM MUGEN)が他車を0.3秒以上引き離す圧倒的な走りでポールポジションを獲得した。

今回、TEAM IMPUL 19号車のテオ・プルシェールがインディカーシリーズにおいてアロー・マクラーレンのシートを獲得したことに伴い、週末直前にチームを離脱している。代打として抜擢されたのは、IMSA ウェザーテックスポーツカー選手権のGTD ProクラスにおいてバッサーサリバンのLexus RCF GT3を駆るベン・バーニコート選手だ。
現在フォーミュラカーによるレースを行っていないとはいえその実力はお墨付きで、2023年にはプロドライバーのみで争われるGTD Proクラスにおいて、元インディカードライバーのジャック・ホークスワースと共にチャンピオンを獲得している。さらに2014年のフォーミュラルノー2.0においては、ルイ・デレトラズや笹原右京(TOM’S)を抑えてシリーズチャンピオンを獲得した経歴を持つ超一流ドライバーだ。
14:00 Q1Aグループがスタート
コースレコードは2020年に野尻智紀(TEAM MUGEN)が記録した1:24.120。
残り8分頃から各車チェック走行を開始
岩佐(TEAM MUGEN)、坪井(TOM’S)、太田(DANDELION RACING)、大湯(CERUMO・INGING)、バーニコート(TEAM IMPUL)、山下(KONDO RACING)、佐藤(NAKAJIMA RACING)、Juju(TGM Grand Prix)、福住(KCMG)、大嶋(ROOKIE)の順でコースイン。大嶋が1:28.359を記録し、アタック本番に見劣りしない走りを見せる。
残り3分15秒付近で各車2度目のコースイン
岩佐選手を先頭に一回目と似たようなオーダーでアタックを開始。ターゲットタイムとなる1:27.570を記録。しかしそれも束の間、後ろから来た太田格之進が1:27.445で岩佐選手のタイムを塗り替えトップに立つ。セクター1で岩佐に引けを取らなかった佐藤だが、セクター3で伸び悩み0.726秒差で5番手、結果的に8番手まで落ちてしまう。大嶋はタイムを更に上げ1:27.927を記録したが、6番手大湯に僅か0.01秒届かず惜しくもQ1敗退に終わる。初レースのバーニコートは1:28.461で9位に入ったがQ1敗退となった。
Q1Aの結果は以下の通り
| 1 | 太田格之進 | DANDELION RACING | 1’27.445 |
| 2 | 岩佐歩夢 | TEAM MUGEN | 1’27.570 |
| 3 | 福住仁嶺 | KCMG | 1’27.592 |
| 4 | 山下健太 | KONDO RACING | 1’27.729 |
| 5 | 坪井翔 | TOM’S | 1’27.757 |
| 6 | 大湯都史樹 | CERUMO・INGING | 1’27.838 |
| 7 | 大嶋和也 | ROOKIE | 1’27.927 |
| 8 | 佐藤連 | NAKAJIMA RACING | 1’28.171 |
| 9 | ベン・バーニコート | TEAM IMPUL | 1’28.461 |
| 10 | Juju | TGM Grand Prix | 1’30.373 |
14:00 Q1Bグループがスタート
野尻(TEAM MUGEN)、笹原(TOM’S)、牧野(DANDELION RACING)、阪口(CERUMO・INGING)、国本(TEAM IMPUL)、小高(KONDO RACING)、山本(NAKAJIMA RACING)、小林(KCMG)、松下(TGM Grand Prix)、三宅(ThreeBond Racing)、木村(B-Max)の順でコースイン、チェック走行を行う。
こちらも残り3分頃から再度コースイン。
野尻、牧野、山本、笹原、三宅、国本、松下、阪口、木村、小林、小高の順でアタックを開始した。
野尻が1:27.975を記録。しかし真後ろで走る牧野が0.1秒以上差をつける1:27.871を記録し、暫定トップに立つ。Q1Aと同じく、無限のベンチタイムをダンデライアンが塗り替える形となった。さらには阪口が牧野と野尻の間に割って入る。トップ牧野と阪口の差は僅か0.004秒で、流石前戦ポールシッターといったところだ。
Q1Bの結果は以下の通り
| 1 | 牧野任祐 | DANDELION RACING | 1’27.871 |
| 2 | 阪口晴南 | CERUMO・INGING | 1’27.875 |
| 3 | 野尻智紀 | TEAM MUGEN | 1’27.975 |
| 4 | 小林可夢偉 | KCMG | 1’27.979 |
| 5 | 山本尚貴 | NAKAJIMA RACING | 1’28.092 |
| 6 | 笹原右京 | TOM’S | 1’28.532 |
| 7 | 国本雄資 | TEAM IMPUL | 1’28.587 |
| 8 | 松下信治 | TGM Grand Prix | 1’28.611 |
| 9 | 木村偉織 | B-Max | 1’28.646 |
| 10 | 小高一斗 | KONDO RACING | 1’29.070 |
| 11 | 三宅淳詞 | ThreeBond Racing | 1’29.078 |
チームによって明暗分かれる
無限、KCMG、TOM’S、セルモインギングが2台共にQ2進出を果たした一方、インパル、TGMは2台共に脱落に終わり、チームによって明暗分かれる結果となった。
14:35 7分間のQ2が開始
岩佐、野尻、坪井、笹原、太田、阪口、大湯、福住の順でチェック走行。牧野、小林、山本はチェック走行を行わなかった。
Q2は残り3分半あたりから各車コースイン
岩佐、野尻、坪井、笹原、牧野、坂口、山本、太田、山下、大湯、小林、福住の順でアタック開始。隊列の最後尾はKCMGが固める。
岩佐が持つS1ベストを山本と牧野が塗り替える。野尻は塗り替えることができない。岩佐が帰ってきて1:26.632、これはQ1最速より0.8秒以上も速い。野尻が岩佐に次ぐ2番手に入るが、そこに牧野、山本、阪口が滑り込む。
そのまま為す術もなく岩佐がポールポジションを獲得した。
トップ岩佐と2番手牧野の差が0.338秒、2番手牧野と7番手太田との差が0.124秒であることから、岩佐だけが圧倒的速さだったことを伺える。
岩佐選手はポール獲得後の無線において「やった!やっとだ!2戦目なのにやっとと思ってしまう」と、前戦からの苦労がうかがえる言葉を残した。
最終結果は以下の通り
| 1 | 岩佐歩夢 | TEAM MUGEN | 1’26.632 |
| 2 | 牧野任祐 | DANDELION RACING | 1’26.970 |
| 3 | 山本尚貴 | NAKAJIMA RACING | 1’27.046 |
| 4 | 阪口晴南 | CERUMO・INGING | 1’27.047 |
| 5 | 野尻智紀 | TEAM MUGEN | 1’27.063 |
| 6 | 坪井翔 | TOM’S | 1’27.079 |
| 7 | 太田格之進 | DANDELION RACING | 1’27.094 |
| 8 | 福住仁嶺 | KCMG | 1’27.333 |
| 9 | 山下健太 | KONDO RACING | 1’27.412 |
| 10 | 小林可夢偉 | KCMG | 1’27.538 |
| 11 | 大湯都史樹 | CERUMO・INGING | 1’27.730 |
| 12 | 笹原右京 | TOM’S | 1’27.857 |
| 13 | 大嶋和也 | ROOKIE | 1’27.927 |
| 14 | 国本雄資 | TEAM IMPUL | 1’28.587 |
| 15 | 佐藤連 | NAKAJIMA RACING | 1’28.171 |
| 16 | 松下信治 | TGM Grand Prix | 1’28.611 |
| 17 | ベン・バーニコート | TEAM IMPUL | 1’28.461 |
| 18 | 木村偉織 | B-Max | 1’28.646 |
| 19 | Juju | TGM Grand Prix | 1’30.373 |
| 20 | 小高一斗 | KONDO RACING | 1’29.070 |
| 21 | 三宅淳詞 | ThreeBond Racing | 1’29.078 |



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