ヴェローチェ・レーシングが2連勝で完全制覇!【エクストリームE 第3/4戦 ハイドロXPrix】

エクストリームE

エクストリームE第3戦、第4戦ハイドロXPrixは、モリー・テイラーとケビン・ハンセンが操るヴェローチェ・レーシングの完全制覇で幕を閉じた。ヴェローチェは開幕2連戦でも3位表彰台を連続で獲得しており、チャンピオンシップのリードを9ポイントにまで拡大した。

©Dom Romney (Extreme E)

第3戦予選

最初の予選ヒート1は大荒れとなった。サン・ミニミールのクララ・アンダーソンがトップチェッカーを受けたものの、最終コーナーで横転クラッシュ。車両が大破してしまった。他チームメカニックの助けもあり車両は修復、その後のセッションには奇跡的に出場できた。またレガシー・モーター・クラブと JBXE もパンクに見舞われていた。


予選第1ヒートの勝者は第1グループがE.ON・ネスクト・ヴェローチェ・レーシング、第2グループがアンドレッティ・アルタウキラットであった。そして第2ヒートでは、第1グループにてヴェローチェ・レーシングが連覇、第2グループは2度チャンピオンであるロズベルグ・X・レーシング(RXR)が制した。この勝利により、RXRは予選第1ヒートで4位に終わったものの決勝進出。これら3チームに加え、アシオナ・サインツXEも予選で2位を2回獲得した事により決勝進出を果たした。

第3戦グランドファイナル

©Extreme E

E.ON・ネスクト・ヴェローチェのモリ―・テイラーがスタートを成功させ、アシオナ・サインツXEから僅差でトップを維持した。このトップ2人が抜け出す中、後方でアンドレッティのティミー・ハンセンとRXRのミカエラ・オーリン-コットゥリンスキーが接触。RXRのマシンは右リアサスペンション損傷し、ニコ・ロズベルグのチームは優勝争いから脱落した。その後アシオナ・サインツXEのライア・サンツとハンセンが激しいバトルを繰り広げ、ヴェローチェのテイラーはトップの座を少し広げることができた。その後もサインツXEとアンドレッティの2位争いは激しく、アンドレッティのハンセンはサインツXEのマシンと2度衝突した。その際サインツXEのサンツはウェイポイントフラッグを倒したため、審議の対象となったがお咎めなしに。エクストリームEではドライバー交代の為に、2週目を終えた際にスイッチゾーンに入る義務があるが、そのスイッチゾーンを終えた後もサインツXEはポジションを守り続けた。 

ドライバー交代後、サインツXEのフレイザー・マッコーネルはヴェローチェのケビン・ハンセンとの差を縮めたが、ハンセンはミスなく走り続けトップを維持。そしてそのままそしてハンセンは優勝、チームにシーズン4の初勝利をもたらし、今シーズン全戦表彰台の記録を維持した。2位にはサインツXEが続く。後半セッション唯一の女性ドライバーとなったアンドレッティのキャシー・マニングスはトップ2の速さについていけず3位でチェッカー。またサインツXEとの接触で10秒ペナルティを課されたものの、4位のRXRがリタイアしていたことから結果には影響しなかった。

第3戦レデンプションレース

予選下位4台で争われるレデンプションレースは、ジミー・ジョンソンも共同オーナーを務めるレガシー・モーター・クラブが優勝した。

© COLIN MCMASTER

スタートでレガシーMCのパトリック・オドノバンが猛追。サン・ミニミールのティモ・シャイダーを抜いて 2 位に浮上すると、巧みな動きでJBXEのアマンダ・ソレンセンを抜いてトップに立った。

その後、サン・ミニミールのシャイダーが JBXE のソレンセンに迫り、シャイダーが2 位。その後JBXE はトラブルでスローダウン。リタイアとなった。チームの声明によると、接触した際の破片が車の外部キルスイッチの 1 つに当たり、マシンがストップしてしまったという。

スイッチゾーンの後も、レガシー・モーター・クラブはトップを維持し続け、そのままサン・ミニミールを抑えてトップチェッカーを受けた。

なおレガシーMCとJBXEは、NEOM・マクラーレンXEがストップした際のスローゾーン違反で審議の対象となっていたが、その後お咎めなしとなっている。

第4戦 予選

© DOM ROMNEY

第4戦の予選はトラックリミット違反のペナルティが相次いだ他、大きなクラッシュが再び発生した。予選第2ヒートでは、ジェンソン・バトン率いるJBXEのアマンダ・ソレンセンが1コーナーで激しく横転。予選第1ヒートを優勝で終えておりグランドファイナル進出濃厚であったJBXEだが、これで悔しいレデンプションレース行きとなった。

予選第 1 ヒートの優勝はJBXE とロズベルグ・X・レーシング、第 2 ヒート優勝はアシオナ・サインツXEとレガシーMCとなった。なお予選第2ヒート優勝のレガシーMCであるが、グランドファイナル進出は叶わなかった。

第4戦グランドファイナル

© COLIN MCMASTER

グランドファイナルスタート直後、ヴェローチェのケビン・ハンセンがサインツXEのライア・サンツを抑えて早々にリードを奪った。RXRとアンドレッティがそれに続き、RXRのコトゥリンスキーとアンドレッティのマニングスよる激しい3位となった。

ハンセンはリードを広げ、スイッチゾーンに近づく頃には10秒のリードを築いた。その時2位を走るRXRを悲劇が襲う。パンクしてしまったのだ。パンクに加え、タイヤ交換で優勝争いから脱落となってしまった。

ドライバー交代後もリードを続けたヴェローチェのテイラーであったが、背後からサインツXEのマコーネルが迫る。バンパーギリギリの所まで迫るにまで至ったが、結局追い抜けず。0.6秒差でヴェローチェの2連勝となった。3位の座にはアンドレッティが入った。

第4戦レデンプションレース 

©NEOM McLaren XE

激しいレースとなった第4戦のレデンプションレースはネオム・マクラーレン・XEが制した

JBXEがスタートを成功させ、アンドレアス・バッケルドが早々にリードを奪った。今回代役でデビューしたパトリック・オドノバンが操る、レガシーMCが後に続いた。

その後もJBXEとレガシーMCの間で壮絶なバトルが繰り広げられ、オドノバンがバッケルドをオーバーテイク、トップに躍り出た。

NEOMマクラーレンXEのクリスティーナ・グティエレスとサン・ミニミールのティモ・シャイダー間では激しい3位争いが繰り広げられた。激しいバトルが展開されたものの、残念ながらシャイダーはウェイポイントフラッグと接触。10秒のペナルティとなった。

スイッチゾーンでのドライバー交代後、マクラーレンXEのマティアス・エキストロームがレガシーMCのリードベターをオーバーテイク。そのままレデンプションレースを制する形となった。なおJBXEとサン・ミニミールにはトラブルが発生、そのままリタイアとなった。

次戦のエクストリームEは9月14日~15日、「第5/6戦 アイランドXPrix」としてイタリア サルディーニャで開催される。

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