GTWC アジアの日本ラウンド最終戦となる岡山ラウンドが目前に控えている。
毎年エントリー増加中の同シリーズだが、他のレースに比べると情報も少なく馴染みのないドライバーも多いので改めて振り返っていきたい。
今回は岡山ラウンドの別枠開催のジャパンカップのGT3クラスに参戦する車両を戦績も振り返りつつ紹介する。

Comet Racing Ferrari 296 GT3 #7 GT3-AM 山﨑裕介 / 辻子依旦
昨年のジャパンカップのアマクラス覇者であるコメット・レーシングは車両をフェラーリ488から最新の296に変更しての参戦。ジャパンカップ初年度から参戦を継続している同チームは2022年の鈴鹿レース2ではホンダNSX GT3で総合優勝を飾っている。
今シーズンはアマクラスで全戦で表彰台を獲得。鈴鹿ラウンドでは2連勝を飾った。岡山ラウンドではチームマッキナのマクラーレンとのチャンピオンを争ってのレースとなる。

BINGO Racing Corvette C7 GT3-R #9 GT3-AM 武井真司 / MOTOKI
昨年の富士のレース1で劇的な優勝、そして翌日のレース2で宙を舞う大クラッシュとなったビンゴ・レーシングのコルベット。復活は絶望的に思われたが、今季復活フル参戦を発表。トランスフォーマーとコラボしオプティマスプライムカラーで参戦。
開幕SUGOラウンドでは笹原右京がドライブ、プロアマクラスに参戦し2連勝を飾っている。富士ラウンドから武井真司のチームメイトにポルシェカレラカップジャパンで活躍したMOTOKIを起用しアマクラスに参戦する。富士ラウンドは両レースで表彰台を獲得したが、鈴鹿ではマシントラブル等もありノーポイントに終わっている。
キャラウェイ・コルベットはエアコンがなく、排気管がマシンサイドにあることから真夏のレースでコクピットはサウナ状態。暑さがライバル以上に天敵となることが予想される。

Team Macchina McLaren 720S GT3 #55 GT3-AM 植松忠雄
植松忠雄選手率いるチームウエマツは今シーズン、チームマッキナの名前で参戦。
ドライバーは22年のジャパンカップのアマクラス覇者、植松忠雄が一人で務める。GTWCアジアはドライバー1人でのエントリーも許可されており、その場合はピットインの際に一度マシンを降りてドアを閉めなければいけないという規則がある。
今季はGT3アマクラス開幕4連勝。ランキングでもコメットのフェラーリに大幅リードを作っており、大きなミスが無い限りアマクラスチャンピオンが確実視される。

Team DAISHIN With GTNET#82 GT3-AM 大八木信行 / 大八木龍一郎
富士スピードウェイにスポット参戦をしていたGTNETは岡山ラウンドにも出場する。スーパー耐久でもお馴染みの同チームは大八木信行と大八木龍一郎の親子コンビでGT3アマクラスへ参戦。同じアマクラスのRUNUPとのGT-R対決に注目だ。

K-Tunes Racing Lexus RC F GT3 #96 GT3 PRO-AM 末長一範 / 新田守男

K-Tunes Racing Ferrari 296 GT3 #98 PRO-AM 山脇大輔 / 高木真一
今シーズンのジャパンで多くの総合優勝を飾っているK-Tunes。岡山ラウンドは地元レースとなる。
GT3にはレクサスとフェラーリの2台を送り込む。ドライバーはスーパーGTのGT300で経験豊富な大ベテラン、新田守男と高木真一がプロ枠を務める。
フェラーリの山脇/高木ペアは3勝でランキングをリードしているが、鈴鹿レース1で優勝の末長/新田ペアのレクサスも僅差で迫っており、レクサスが連勝を飾れば逆転チャンピオンは可能となっている。

RunUp Sports Nissan GT-R Nismo GT3 #360 GT3-AM 西川正明 / 田中篤
スーパーGTでもお馴染みのランナップは今年もジャパンカップに参戦する。SROのレースでは希少なGT-R GT3は今年も健在、西川・田中コンビは昨年アクシデントのない安定した走りでジャパンカップのアマクラス年間2位に輝いている。
今季はGT3アマクラスで3度表彰台を獲得している。

MAEZAWA RACING Ferrari 488 GT3 Evo 2020 #555 GT3 PRO-AM 前澤友作 / 横溝直輝
岡山ラウンドにスポット参戦するのはMAEZAWA・RACINGだ。
昨年の岡山ラウンドでシンハービールの御曹司のピッティ・ブロムバクディと横溝直輝のペアで優勝を飾っている同チーム。
今季からレースデビューを果した実業家の前澤友作氏がコーチでもある横溝直輝とコンビを組んで遂にGTWCアジアのジャパンカップデビューを果す。
https://lemans-info.com/gt3/gtwcas/2024/08/13/4266/Seven × Seven with KFM Porsche 911 GT3 R (992) #666 BANKCY / 藤波清斗
ポルシェ・カレラカップ・ジャパン等でレース活動を行っているSeven × Seven(セブンバイセブン)と藤波清斗のチームであるKF モータースポーツ(こちらもVita等で活躍)のジョイントチームが新規エントリー。
ドライバーはポルシェ・カレラカップ・ジャパンでお馴染みのBANKCYとGT300チャンピオンの藤波清斗が務める。
BANKCYは2022年にBINGOレーシングから2ラウンドにスポット参戦をしている。藤波も2022年にヨギボー・レーシングからシルバーカップに参戦。速さを見せた他今年の富士ラウンドでもポルシェセンター岡崎の30号車をドライブしていた。
ジャパンカップにドイツ車のGT3マシンが参戦するのは意外にも今季初である。

注目チームも多いジャパンカップ。多種多様なGTカーの走る岡山ラウンドも格安で観戦可能。お近くの方は是非サーキットに足を運んで頂きたい。



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