「女の子にモテるかな」「Gen4はチャンス」 マイアミE-Prix【プレスカンファレンス】

インタービュー

 1月30日・31日(現地時間)に開催されるマイアミE-Prixを前に、3名のドライバーがプレスカンファレンスに出席した。
 前戦メキシコシティE-Prixを制し、現在チャンピオンシップリーダーのニック・キャシディ、開幕戦覇者のジェイク・デニス、そして開幕戦でキャリア初ポイントを獲得したゼイン・マロニーの3名がマイクを握った。

ニック・キャシディ(シトロエン)

Zak Mauger/LAT Images

(シトロエンのキャップをかぶり登壇するキャシディ)ニック、そのキャップいいですね。ちょっと取って見せてもらっても?

…ちょっと変わってるでしょ。

Formula E | Pre-Race Press Conference

※キャシディはメキシコシティE-Prixの際、チームメイトのジャン・エリック・ベルニュと「優勝したら坊主にする」という約束を交わしていた。

気に入ってますか?正直、あと2ミリくらい残ってると思いますが…

女の子にはモテるかな(笑)

それよりもJEV(ジャン・エリック=ベルニュ)にモテモテでしたね。冗談はさておき、その髪型も最近の成功の表れでしょう。開幕から2戦を終えて、新チームでチャンピオンシップをリードしていますし、いい雰囲気では?

そうですね。本当に良いスタートを切れたのは確かですが、残り15レースもありますし、まだシーズンは始まったばかりです。長いチャンピオンシップになりますからね。
開幕戦サンパウロに来た時から期待感は大きかったですし、シトロエンがフォーミュラEに参戦すること自体が大きな出来事です。参戦初年度でこうしたスタートを切れたのは最高ですね。
チームの一員としてこのプロジェクトに関われていることは楽しいですが、まだまだ先は長いです。今週末、そして今後のレースがどうなるかを見ていきたいですね。

これまで2度の表彰台、特に優勝したメキシコシティはトップ10圏外からのスタートでした。
トップ10外から驚異的な結果を出すことが続いていますが、そのポイントは戦略か、それともレースマネジメントでしょうか?


それはさまざまな要素がすべてうまく噛み合わないと難しいものだと思います。
隣にいるジェイク(デニス)もそうですし、オリバー(ローランド)も追い上げのレースが非常に上手いですね。
ただ、毎回できるわけではありませんし、トップ10外からのスタートには大きなリスクもあります。
ですので、今の目標はまずトップ10からスタートすることです。予選をもっと良くしなければなりませんね。
今週末(マイアミE-Prix)やジェッダE-Prixでは、どのポジションからでも強力な結果を出せる可能性はあると思っていますが、チャンピオンシップを考えると毎回それを期待することはできません。
そのため、1ラップの速さを高めることが今後の課題です。

新しいチーム、新しい環境に入っても、昨シーズン終盤の好調さを維持しているのは印象的です。(シーズン11 ベルリンE-Prixから5戦中4勝)
シトロエンに加入してから、これまでのチームと最も違うと感じる点は何でしょうか。


細かい違いはいろいろあります。
エンビジョンからジャガーに移った時は同じジャガーパワートレインでしたが、今回のジャガーからの移籍というのは、”MacからWindows”に変わるような感覚でしたね。
オフシーズンはとにかく慣れるために、そして開発にもできる限り貢献しようと必死に取り組みました。
新しいアップデートも次々と投入していて、今週末にもいくつかありますし、この開発ペースを維持できれば、さらに強くなれると思います。
現時点では、うまくいっていると感じていますね。

ジェイク・デニス(アンドレッティ)

MIAMI, FLORIDA – JANUARY 31: Jake Dennis of Great Britain and Andretti Formula E prepares to drive in the garage during qualifying, ahead of the Miami E-Prix, Round 3 of the 2026 FIA Formula E World Championship at Miami International Autodrome on January 31, 2026 in Miami, Florida. (Photo by Simon Galloway/LAT Images)

ジェイク、あなたも素晴らしいシーズンスタートとなりましたね。開幕戦で優勝し、チャンピオンシップリーダーのニック(キャシディ)とは4ポイント差です。
マイアミからの新しいチームカラーですが、ジェイクには合っていますか?


そうですね。インスタグラムの雰囲気が白と赤から黒と黄色に変わりました。
車はとても格好いいと思っています。披露されたリバリーではTWG AIも加わりましたし、グリッド上で赤のマシンが少し減ったのも、歓迎されることだと思います。全体的にとてもポジティブですね。

今季シーズン12はGen3 Evoマシンの最終年で、史上最も競争が激しくなると言われていますが、どのように感じていますか?

実際のところ、シーズン10も11も十分に激しいレースでした。
僕たちはあまり良くありませんでしたが(笑)
シーズン9以降、レースで勝つのは本当に難しいですし、今週末も今後のレースも、それは変わらないと思います。ここ数年と比べると、車のフィーリングはかなり良くなっているので、この流れを維持していきたいですね。

マイアミは予想よりも気温が低いですね。短い予選時間と短いラップで、タイヤを温めることに不安はあるのでしょうか。(この週末は平年より5度以上低い記録的な寒さ。)

一周が短いのでウォームアップラップを複数周できますし、他のトラックのように1〜2周だけという状況にはなりませんから、大きな問題にはならないと思います。
全員同じ条件ですし、タイヤの特性も皆よく理解しています。
今週末はグループAを見られる立場なので、一番速かった人のやり方をそのままコピーしようと思います(笑)

チームメイトのフェリペ(ドルゴビッチ)について、ベテランのあなたからはどのようなアドバイスをしていますか。

ニック(キャシディ)と僕が初めてフォーミュラEに来た頃も、最初のシーズンは本当に大変でした。
ローマE-Prixで17位と18位を争っていて、ニックに壁に追いやられたことも覚えています(笑)。
フェリペの場合は非常に経験豊富なドライバーです。F2チャンピオンで、F1や耐久レースも経験していますから、フォーミュラEでもルーキーという感じではありませんね。
サンパウロではポイントに値する走りですし、メキシコは少し厳しい週末だったと思います。
マイアミや次のレースは彼に合っているはずですし、一緒に良い週末を過ごしたいですね。

ゼイン・マロニー(ローラ・ヤマハ)

Simon Galloway/LAT Images

ゼイン、開幕戦で初ポイントを獲得しましたね。大きなマイルストーンでしょう。次の目標はどういう点になるのでしょうか?

僕たちの立場を考えると、ポイントを獲得するにはすべてが完璧でなければなりません。
ブラジルではペナルティにも助けられましたが誰かがトラブルに遭い、僕たちが完璧な仕事をすれば、またチャンスはあると思いますし、さらに上を目指しています。
車はソフトウェア面では開発を続けていますが効率面ではまだ課題があり、特に集団戦になると厳しい状況です。ただ、チームワークやタイヤへの理解は非常に良くなっていますね。
今季も改善を続けながらとなりますが、本当のチャンスはGen4にあると考えています。

今週末はどのようなレースになると予想していますか?

比較的普通なトラックなので、僕たちには悪くないと思っています。
カオスが少なく、クルマを良いウィンドウに入れやすいですから、予選ではできるだけ前方を目指したいですね。
フォーミュラEでは何が起きるかわからないので、チャンスを最大限に活かしたいです。

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