22日にスペインで開催されたマドリッドルーキーテストで、シトロエン・レーシングの37号車のステアリングを握ったのは現在FIA F2に参戦中のジョシュア・デュルクセン。テオ・プルシェールとタッグを組み、フランスカラーをまとったステランティスの車をドライブした。

自身にとってはじめてのフォーミュラEドライブだったものの、すぐに慣れ非常に順調なセッションだったという。
「新しい経験、新しい人々、新しいチーム、新しいマシン、そして新しいトラックと、初めて尽くしでした。多くのことを学び、すぐに適応できたと思う。最高の気分ですね。」
「車に乗ってみると、やはりドライビングスタイルがこれまで乗ってきた車とは大きく異なっています。扱い方や走らせ方には、普段僕が慣れ親しんでいるF2のものとはかなり大きな違いがあり、最初の一周を走った時には驚いきました。でも周回を重ねるごとに慣れてきて、走らせ方をより深く理解できているし、かなり良い感触です。」

パラグアイ人のF2ドライバー、デュルクセンは今回がはじめての世界選手権の舞台。一方でチームメイトのプルシェールは、昨季もシトロエンの前身であるマセラティからルーキーテストに参加。今季も同チームとの関係を維持し、マイアミE-Prixでのルーキーセッション”FP0”や本テストに継続して起用されている。
この両者に共通するのは、メルセデスF1の開発ドライバーという点だ。
メルセデスは、シーズン13から導入される史上最速の次世代マシン「Gen4」において、ステランティス・グループの開発を支援。来季から新規参戦するオペル、そしてシトロエンの開発の一部を担う形だ。
今回のテスト抜擢にメルセデスの意向が働いたのかという問いに対し、デュルクセンの回答は慎重なものだったが、プルシェールとの”同時起用”に言及。
「良い質問だね。でもどうだろう、正直分かりません。シトロエン側から僕たちに連絡があって話が進んだのだけれど、そのあたりの内情については関知していないんです。」
マドリッドE-Prixに先駆け参戦を発表したオペルは、ステランティスのパワートレインを使用する予定で、来季デュルクセンを起用するとのうわさがある。そんななか、マドリッドのパドックではフローリアン・ヒュットル(Florian Hüttl)CEOと、現オペル・モータースポーツディレクターで新代表のイェルク・シュロット(Jörg Schrott)氏の両名が、彼と親密に言葉を交わす姿が確認できた。

自身のルーツであるドイツに本拠を置くオペル首脳陣との蜜月について、デュルクセンはこのようにコメント。
「オペルはステランティスの一部で、僕はステランティスのワークショップにも出入りしてます。このグループは大きな家族のようなものだから、その中で彼ら全員と知り合う機会がありました。イェルクもその一人で、以来とても良い関係を築いているよ。」
「オペルの参戦は本当に素晴らしいこと。チャンピオンシップに新しいブランドが加わるのは、どんなカテゴリーであっても常に喜ばしいことですし、この選手権において多くのマニュファクチャラーやチームが存在し、多様性があるのを見るのは良いことです。多様性はより多くのアクションを生みだし、結果も多彩になり、展開が予想できないチャンピオンシップになりますね。マニュファクチャラーが増えれば、どのチームにも勝つチャンスが生まれるし、オペルの参戦は非常に歓迎すべきことだと思います。」
そんなルーキーは今回のテストの最終的な目標は学習だと強調した。
「今日の目標は、とにかく学ぶことです。マシンの走らせ方を学び、それに適応すること。そしてもちろん、車のパフォーマンスが向上するかどうかを確認するために、いくつか新しい試みをテストすること。僕たちは「学習」という側面に完全にフォーカスしています。」



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