加藤、岩佐、エストレ、デュバル……立川祐路!?フランスF4とその前身の歴史を知る【フランスF4歴代ドライバーズランキング総覧】

フランスF4

2024年、暫定的に加藤大翔がチャンピオンとなっているフランスF4。かつては岩佐歩夢、ケビン・エストレ、ロイック・デュバルなどがチャンピオンに輝きF3など上のカテゴリーへと羽ばたいていった。また山越陽悠、荒尾創大、佐藤蓮など多くの日本人が挑戦してきたレースでもある。この記事ではフランスF4、さらに前身となったフォーミュラ・ルノー・ユーロカップ1.6、フォーミュル・アカデミー・ユーロシリーズ、フォーミュラ・キャンパスの、記録が確認できた2004年から2024年までの全年度のランキングトップ5、2003年以前のチャンピオンを紹介する。

フランスF4時代(2011〜)

2024年(10月8日時点での暫定結果)

2024年暫定チャンピオンの加藤大翔

日本人のタイトル獲得は2020年の岩佐歩夢以来4年ぶり2度目。3位のカランタはシーズン途中にレッドブル育成に加入した。

1加藤大翔日本
2ヤニ・スティーブンヘイデンスベルギー
3ジュール・カランタフランス
4チェスター・カッファールクセンブルク
5オーグスティン・ベルニエルフランス

2023年

エンツォ・プジョーは日本とフランスのハーフ。現在はFRECAに参戦中。3位のケビン・フォスターは今月末のFIAモータースポーツゲームズのF4レースにカナダ代表として参加する。また、この2023年からドイツ自動車連盟(ADAC)と連携を開始。終了したADAC F4に代わってドイツ人ドライバーの育成も行うこととなった。

1エヴァン・ジルテールフランス
2エンツォ・プジョーフランス(日本)
3ケビン・フォスターカナダ
4ロマン・アンドリオロフランス
5山越陽悠日本
2024年2位のスティーブンヘイデンスは7位

2022年

この年は2人のホンダ育成が送り込まれた。荒尾は翌年GB3に参戦、2024年に帰国しSFLに参戦。野村は2022年シーズンで海外挑戦を終了しジャパニーズF4に参戦中。

1アレッサンドロ・ジュスティフランス
2ヒュー・バーターオーストラリア(日本)
3荒尾創大日本
4エリオット・ヴァイロンフランス
5エンツォ・プジョーフランス(日本)
野村勇斗は7位

2021年

“French F4 Champion for 1 hour”

2024年と同様この年もチャンピオン決定は混乱。カピエットは一旦はチャンピオンとなったものの約1時間後に最終戦3レースの失格が決定。マッソンがチャンピオンとなった。マッソンは現在、WECのLMGT3クラスにアコーディスASPレクサスで参戦している。

1エステバン・マッソンフランス
2ヒュー・バーターオーストラリア(日本)
3マセオ・カピエットフランス
4ダニエル・リジェフランス
5オーウェン・タンガヴェロウフランス(ベトナム)
2022年チャンピオンのジュスティは6位

2020年

フランスF4史上初めて日本人1-2となった。ハジャーはF2、メグエトゥニフはF3で活躍中。

1岩佐歩夢日本
2佐藤蓮日本
3アイザック・ハジャーフランス
4サミ・メグエトゥニフフランス
5ヴァレンティーノ・カタラノドイツJ

2019年

前から3台目が太田格之進、5番目(4号車)が佐藤蓮 http://rouenlesafx.blogspot.com/2019/11/championnat-de-france-f4-magny-cours.html

太田格之進、佐藤蓮がスポット参戦。太田は2レース目で2位を獲得した。この2019年以前は日本人の参戦はほとんど無かったが、この年を境に急増した。

1ハドリアン・ダビッドフランス
2ラシッド・デ・ジェルスフランス
3ニッキー・ヘイスアメリカ
4ヴィクトル・ベルニエフランスJ
5ギラン・ヘンリオンフランス
2020年3位のハジャーは7位。太田格之進、佐藤蓮はゲストドライバーとしてスポット参戦。

2018年

現在はインディNXTで活躍し同時に日産フォーミュラEチームのリザーブドライバーも務めるカイオ・コレが2018年チャンピオンに輝いた。ジュニアカップチャンピオンはテオ・プルシェール。

1カイオ・コレブラジル
2ウーゴ・デ・ウィルドベルギー
3テオ・プルシェールフランスJ
4アダム・エテキフランス
5ユリース・デ・ポーベルギー
アルトゥル・ルクレールは7位

2017年

マルタンスがジュニアカップチャンピオンに輝いた。

1アルトゥル・ロジャーフランス
2ヴィクトル・マルタンスフランスJ
3フローリアン・ヴェンチュリーフランス
4ピエール=アレクサンドレ・ジャンフランス
5ジャン=バッティスタ・メラフランス
シャルル・ミレッシは7位、アマウリー・コルディールは16位

2016年

日本で知名度の高いトリスタン・シャルパンティエは5位(ルーキー3位)を獲得。翌年来日した。チャンピオンを獲得したのは現在フェラーリのハイパーカーをドライブしている中国人ドライバー、イェ・イーフェイ。

1イェ・イーフェイ中国J
2ジルス・マグナスベルギー
3ミハエル・ベンヤハモロッコJ
4ジャヴィエル・コビランスペイン
5トリスタン・シャルパンティエフランスJ
2017年チャンピオンのロジャーは10位

2015年

ジュニアカップチャンピオンはフェネストラズ、2位はアレジとなった。

1ヴァレンティン・モイノールフランス
2サッシャ・フェネストラズフランス(アルゼンチン)J
3ガブリエル・オーブリーフランス
4ジュリアーノ・アレジフランス(日本)J
5ジュリアン・ダラスフランス
2016年チャンピオンのイェは12位

2014年

ジュニアカップはこの年に創設。初代チャンピオンはドリアン・ボコラチーとなった。

1ラッセ・ソレンセンデンマーク
2ドリアン・ボコラチーフランスJ
3フェリックス・ファーシガーイギリスJ
4ジョーイ・モーソンオーストラリア
5デニス・ブラトフロシアJ
パトリシオ・オワードは7位(2戦欠場)

2013年

2019年、F2でのクラッシュで悲劇に見舞われたユベールは2013年のフランスF4チャンピオンであった。

1アントワーヌ・ユベールフランス
2ジュール・グーノンフランス
3トリスタン・ヴィーダスエストニア
4トム・レ・コックフランス
5マテボス・イサーキャンロシア

2012年

1アレキサンドレ・バーロンフランス
2シモン・ティルマンフランス
3シモン・ガショーフランス
4エンツォ・ジュベールフランス
5ヴィクトル・センディンフランス

2011年

アルピーヌ・エンデュランスチームで活躍するバキシビエールがチャンピオン、アルピーヌF1チームで活躍するガスリーが3位となった。最終戦ポール・リカールではセバスチャン・オジェもスポット参戦。2レースとも5位となった。

1マシュー・バキシビエールフランス
2アンドレア・ピッツォニアフランス
3ピエール・ガスリーフランス
4ピエール・サンシネナフランス
5パトリック・クヤラフィンランド
オジェはスポット参戦のゲストドライバーであったため順位はついていない。

F4ユーロカップ1.6時代(2010)

2010年

現在WECなどで活躍しているドライバーが数多く参戦。ヴァンドーンが他を圧倒しチャンピオンに輝いた。

1ストフェル・ヴァンドーンベルギー
2ノーマン・ナトーフランス
3マシュー・ジャミネフランス
4ポール・ループ・シャタンフランス
5フランク・マテッリフランス

フォーミュル・アカデミー・ユーロシリーズ時代(2008〜2009)

2009年

1ベンジャミン・ベイリーベルギー
2ヤン・ジマーフランス
3ウィリアム・ヴェルモントフランス
4フランク・マテッリフランス
5ヴィンセント・ベルトーイフランス

2008年

チャンピオンのアルトゥル・ピックは元F1ドライバー、現DAMSオーナーであるシャルル・ピックの弟。

1アルトゥル・ピックフランス
2コーム・レドガーフランス
3アシュリー・バブライギリス
4マイク・コルキンフランス
5ジャヴィエル・タランコンスペイン

フォーミュラ・キャンパス・バイ・ルノー・エルフ時代(1993~2007)

2007年まではフランス・フォーミュラ・ルノー(今のフォーミュラ・リージョナルのような立ち位置のレースシリーズ)があったため、フォーミュラ・キャンパスではなくそこで四輪デビューしたドライバーも多かった。ジュール・ビアンキ、ロマン・グロージャン、ステファン・サラザンらはフランス・フォーミュラ・ルノーでデビューしている。

2007年

ジャン・エリック・ベルニュが2位以下にダブルスコアに近い大差(ベルニュ189pt、ロシール100pt、ブレイス97pt)をつけ圧勝した。

1ジャン・エリック・ベルニュフランス
2ファビアン・ロシールフランス
3ケビン・ブレイスフランス
4ミゲル・ヴィラゴメスエクアドル
5アントワーヌ・カサニュスフランス

2006年

今やポルシェ使いとして名高いケビン・エストレと近年はヴァンウォールなどをドライブしているトリスタン・ヴォーティエ。この年のフォーミュラ・キャンパスでは195ptで同点となり、上位入賞回数の差でエストレがチャンピオンとなった。のちにF1ドライバーとなるシャルル・ピックは3位。

1ケビン・エストレフランス
2トリスタン・ヴォーティエフランス
3シャルル・ピックフランス
4エドアルド・テクステフランス
5シャルル・エドアルド・シャンパンフランス

2005年

GT500にも参戦したジャン・カール・ヴェルネイが2位に大差をつけチャンピオンに輝いた。

1ジャン・カール・ヴェルネイフランス
2マシュー・アルゼノフランス
3ジャン・フィリップ・ブルノフランス
4ピエール・コンボフランス
5ケビン・ヴァン・ヒークフランス

2004年

5位以下の記録はインターネット上では見つけることはできなかった。

1ジャッキー・フェルレフランス
2ニコラス・ナバロフランス
3ロメイン・ヴェイティリンガムフランス
4ブノイ・コルティエフランス
5不明

2003年以前はインターネット上で記録が発見できなかったためチャンピオンのみ紹介する。

2003年ローレン・グロッピーフランス
2002年ロイック・デュバルフランス
2001年ブルース・ロジャー・ルーフランス
2000年ステファン・モラトフランス
1999年アダム・ジョーンズイギリス
1998年ウェストリー・バーバーイギリス
1997年マルセル・コスタスペイン
1996年フィリップ・ベノリエフランス
1995年レナー・マリンコニフランス
1994年フランク・モンタニーフランス
1993年セバスチャン・フィリップフランス

日本でも活躍したセバスチャン・フィリップ、ロイック・デュバルもフォーミュラ・キャンパスのチャンピオン。1995年にはブノワ・トレルイエ、セバスチャン・ブルデーも参戦したほか、1994年にはエルフのスカラシップ生として立川祐路も参戦、ランキング4位となっている。

1993年から続く歴史を持つフランスF4。加藤のチャンピオン確定が待ち遠しい。

コメント