GT World Challenge Asia 2024 Pro-Am Class 紹介

GTWC・アジア

GTWC アジアの日本ラウンドが間もなく開幕する。

毎年エントリー増加中の同シリーズだが、他のレースに比べると情報も少なく馴染みのないドライバーも多いので改めて振り返っていきたい。

今回は年間エントリー勢のプロ・アマクラスに参戦する車両を紹介する。

Absolute Racing #1

Car Porsche 911 GT3 992

Anthony Liu Xu (China.Bronze) / Alessio Picariello (Belgium.Gold)

カーナンバー1をつけるのはアブソリュート・レーシングだ。
昨年のチャンピオン、アンソニー・リューはクラフトバンブーから移籍しピカリエロとコンビを組む。
ピカリエロ選手は過去にヒトツヤマからスーパーGTや10hに参戦した他、昨年末にスーパーGTのGT500クラスの日産のオーディションを受けたが参戦オファーを断ったとの噂だ。
今年はGTWCアジアの他にIMSAでプロトンの963やニュル24hでファルケンポルシェをドライブする。

Origine Motorsport #4

Car Porsche 911 GT3 992

Lu Wei (China.Bronze) / Laurin Heinrich (Germany.Gold) Patrick Pilet (France.Platinum)

開幕2ラウンド終え、早くも2勝をマークしたのがオリジンモータースポーツの4号車だ。昨年ルーが2勝したR&Bの名でエントリーしていたチームで、名前を変えての参戦となっている。ポルシェの契約ドライバーであるハインリヒとパトリック・ピレを助っ人として迎える、今季のタイトル候補筆頭と言えるだろう。富士大会ではベクターのLMP2でルマンを戦ったピレがドライブする。

Vincenzo Sospiri Racing #6&#63

Car Lamborghini Huracan GT3 EVO2

#6 Ye Bian (China.Bronze) / Edoardo Liberati (Italy.Gold)

#63 Zhou Bihuang (China.Bronze) / Marco Mapelli (Italy.Platinum)

今シーズン、ランボルギーニ3台を走らせるのはイタリアの名門VSRだ。
プロ・アマクラスには2台参戦、クライマックスのAMGをドライブしていたビアン選手とジョウ選手がそれぞれ移籍し、昨年KCMGのNSXをドライブし速さを見せたリベラティ、ランボルギーニのファクトリードライバーのマペッリとそれぞれコンビを組む。開幕戦で6号車が早くも2位に入る活躍を見せているだけに、今後の活躍に注目だ。

Phantom Global Racing #13&#93

Car Porsche 911 GT3 992

#13 Sun Jingzu (China.Bronze) / Joel Eriksson (Sweden.Platinum) Jaxon Evans (Australia.Gold)

#93 Vutthikorn Inthraphuvasak (Thailand.Bronze) / Bastian Buus (Denmark.Gold) Joel Eriksson (Sweden.Platinum)

バサースト12hにも出走したファントムグローバルのポルシェ

今年大幅に体制を強化しての参戦となるのは中国のファントム・グローバルだ。

今季はバサースト12hやスパ24hに参戦するなどその名の通りグローバルな活躍を見せている。

13号車は昨年アブソリュート・レーシングのアウディをドライブしていたジンズーはフェラーリ FXX Kやゲンバラ ミラージュを所有しているとの噂だ。

ジョエル・エリクソンはマカオF3制覇やDTMに参戦していた実力派。ジョエルのフォーミュラEバッティングの際はジャクソン・エヴァンスがドライブ。豪スーパーカーズに参戦するこちらも実力派だ。

93号車をドライブするのはルマンにも参戦経験のあるアジア屈指の実力派ジェントルマンのブティコン・インタラプワサクだ。ポルシェのカップカーで活躍したブース選手とコンビを組む。ブティコンの息子のタサナポルはFIA F3に参戦中、そちらにも注目だ。

富士ではブティコンとジョエル、ジンズ―とエヴァンスのコンビとなる。

Climax Racing #22

Car Mercedes-AMG GT3 Evo

#22 Wang Zhongwei (China.Bronze) / Ralf Aron (Estonia.Gold) Jules Gounon (Andorran&French.Platinum)

今シーズンAMG 3台を送り込むクライマックス・レーシング。

プロ・アマには22号車が参戦、本来はマカオでクライマックスの車両をドライブしたジュール・グーノンが参戦予定だったが、WECのアルピーヌチームのハプスブルク負傷による代役参戦の代役で開幕2戦はエストニアのラルフ・アーロンがドライブ。ラルフの弟のポール・アーロンはFIA F2に参戦し速さを見せており兄弟ともに注目だ。

元F1ドライバーでルマン等でも活躍したジャン=マルク・グーノンの息子であり、スパ24hやバサースト12h等で複数回優勝する大活躍を見せているジュール・グーノンが遂に富士でドライブ。メルセデスのファクトリードライバーの中でも速さを見せているグーノンの走りに注目だ。

Craft-Bamboo Racing #30&#88

Car Mercedes-AMG GT3 Evo

#30 Cao Qi (China.Bronze※) / Daniel Morad (Canada.Gold) Maro Engel (Germany.Platinum)

#88 Jeffrey Lee (Chinese Taipei.Bronze) / Fabian Schiller (Germany.Gold) Maximilian Götz (Germany.Platinum) Jayden Ojeda (Australia.Gold)

クラフトバンブー・レーシングは今季もAMG 2台体制で参戦。

30号車は昨年シルバーカップでファントム・プロのアウディをドライブしたチーがブロンズ扱いでの参戦となる。

プロ枠にはIMSAで活躍したモラドとAMGをドライブし数々のGT3レースで勝利を収めたマロ・エンゲルが参戦。

今シーズンはスーパー耐久の富士24hにもスポット参戦したジェフリー・リーの88号車のプロ枠はDTMチャンピオンのゲーツとシラー、オジェイダがそれぞれシートをシェアする。

富士のプロ枠はオジェイダとエンゲルとなる。

Audi Sport Asia Team Absolute #40

Car Audi R8 LMS EVO Ⅱ GT3

Huang Ruohan (China.Bronze) / Markus Winkelhock (Germany.Platinum)

昨年同チームが走らせたアウディR8 LMS GT3

今シーズン5台を年間エントリーさせるアブソリュート・レーシングの40号車はルオハンとヴィンケルホックがコンビを組む。

マルクス・ヴィンケルホックは2007年F1ヨーロッパGPにスポット参戦し、弱小チームのスパイカーながらフォーメーションラップにピットインする奇策で一時ラップリーダーになった“伝説”のドライバーだ。その後もDTMや数々のGTレースに参戦、ニュル24hやスパ24h等で多くの勝利を収めた。

タイのレース1では優勝を飾るなど活躍を見せており、今後の走りのも注目だ。

LM Corsa #60
Car Ferrari 296 GT3
Ryo Ogawa (Japan.Silver) / Shigekazu Wakisaka (Japan.Silver※) / Kei Nakanishi (Japan.Bronze)

LMコルサは日本ラウンドから中西慧が復帰し脇阪薫一とのコンビを復活させる。
今シーズンから新型のフェラーリ296を使用し序盤2ラウンドはシルバーカップに参戦。
ドライバーはチームを牽引する脇阪薫一選手のチームメイトに故 小河等の息子で近年はポルシェカレラカップで活躍した小河諒選手を起用した。
タイのレース1では予選で小河が予選2位に入る活躍を見せた。

D’station Racing #777

Car Aston Martin Vantage AMR GT3 Evo

Satoshi Hoshino (Japan.Bronze) / Tomonobu Fujii (Japan.Gold)

昨年度もGTWCアジアに参戦したDステーション・レーシングのアストンマーティン

日本勢で唯一プロ・アマクラスに参戦するのがDステーションだ。

昨年までWECにも参戦していた星野敏、藤井誠暢のペアは強力と言えるだろう。

今シーズンから新型ヴァンテージEVOを導入、海外のファクトリードライバーが多い中どこまで善戦できるか注目だ。

Triple Eight JMR #888

Car Mercedes-AMG GT3 Evo

Prince Abu Bakar Ibrahim (Malaysia.Bronze※) / Jordan Love (Australia.Silver) Luca Stolz (Germany.Platinum)

バサースト12hに参戦したトリプルエイトJMR

豪スーパーカーズの名門、トリプルエイトとタッグを組んで参戦するのはジョホール・レーシングだ。

マレーシアのジョホールバルの“殿下”であるアブ・バーカー・イブラヒム殿下は今年も参戦。今季は兄のジェフリー・イブラヒム殿下はスパ24h等のIGTCに参戦するためアジアはお休みとなる。彼らは大の車好きでジェフリー殿下はニスモに“J-TUNE”という1億円を超える特別なR34 GT-Rを作らせた。

メルセデス育成のジョーダン・ラヴとDTM等にも参戦中のルカ・ストルツが助っ人としてプロドライバーを務める。富士ではストルツがドライブする。

12台が年間エントリーし、多くのファクトリードライバーが参戦するプロ・アマクラス。海外のGT3の名手が日本のサーキットでどのような走りをみせるか注目だ。

コメント