GTWC アジアの日本ラウンド最終戦となる岡山ラウンドが目前に控えている。
毎年エントリー増加中の同シリーズだが、他のレースに比べると情報も少なく馴染みのないドライバーも多いので改めて振り返っていきたい。
今回は岡山ラウンドのGT3 シルバー・アマクラスに参戦する車両を戦績も振り返りつつ紹介する。

GTO Racing Team #14 Porsche 911 GT3 R (992)
ブライアン・リー (チャイニーズタイペイ,ブロンズ) / 安岡秀徒 (日本,シルバー)
日本の神奈川県のチームであるGTOレーシングは今季もGTWCアジアに参戦。マカオ等様々なGTレースに参戦しているブライアン・リーとPCCJ全勝の記録を持ち、スーパーGTでも経験豊富な安岡秀徒を今季も起用する。
昨年GT3にステップアップ、ハブオート・レーシングとジョイント参戦していた同チームだが今季は単独エントリーとなる。
今季のクラス最高位は富士での4位。チームの母国日本ラウンド最終戦である岡山で表彰台を狙いたい。


Porsche Centre Okazaki #18&#25 Porsche 911 GT3 R (992)
#18 永井宏明 (日本,ブロンズ) / 上村優太 (日本,シルバー)
#25 内山清士 (日本,ブロンズ) / 近藤翼 (日本,シルバー)
昨年のジャパンカップ覇者、ポルシェセンター岡崎は今シーズンから2台体制でエントリー。NKレーシングとジョイントを組んでの参戦となる。
18号車はスーパーGTでも活躍するジェントルマンの永井宏明とあらゆる車両を乗りこなす上村優太がドライブ。
日本機材の25号車は内山清士と近藤翼のカレラカップでお馴染みのコンビ、スーパーGTで優勝の経験もある実力派、近藤翼のコンビだ。
今シーズンは両車共に3度のクラス表彰台を獲得しているが勝利はない。母国最終ラウンドの岡山で今季初優勝を飾りたい所だ。

VOLLGAS MOTORSPORTS #44 Porsche 911 GT3 R (992)
ハン・ミン クワン (韓国,ブロンズ) / キム・ジェヒョン (韓国,シルバー)
唯一かつ久々の韓国からのエントリーとなるのがボルガス・モータースポーツだ。
ボルガスはドイツ語でフルスロットルという意味である。レーサーの他に韓国コメディアンとしての顔も持つクワンとスーパー6000で活躍したジェヒョンがドライブする。
https://lemans-info.com/others/introductions/2024/07/22/3316/ボルガスは特集記事もあるのでこちらも是非チェックして頂きたい。

Vincenzo Sospiri Racing #63 Lamborghini Huracan GT3 EVO2
ヨハンソン・ホアン (チャイニーズタイペイ,ブロンズ) / ギャビン・ホアン (チャイニーズタイペイ,シルバー)
VSRの63号車はまたしてもドライバーを変更。
TCRやポルシェ・カレラカップアジアで活躍したヨハンソン・ホアンとランボルギーニ スーパー トロフェオ アジアに参戦中のギャビン・ホアンがコンビを組む。

Origine Motorsport #87 Porsche 911 GT3 992
ボー・ユアン (中国,ブロンズ) / レオ・イェ ホンリー (中国,シルバー)
今シーズンシルバー・アマクラスで8戦5勝をと圧勝しているのはオリジン・モータースポーツだ。
昨年R&Bという名前でエントリーしていた同チーム。ユアンとイェは昨年シルバーカップに出ていたコンビだ。ユアンのドライバーレーティングがブロンズに格下げされたことによりシルバー・アマクラスへの参戦が実現した。
チート級レーティングともいえるオリジン・モータースポーツだが昨年の岡山ラウンドはスタート直後の大クラッシュで戦線離脱している。今シーズンはリベンジなるか、注目だ。

Team KRC #89 BMW M4 GT3
ルン・クンファン (中国,ブロンズ) / マキシム・オーステン (オランダ,シルバー)
シリーズ唯一のBMW GT3エントリーとなるのがチーム・KRCだ。
このチームはフィーダーシリーズにも参戦しており、HELMとのジョイントでFIA F4に参戦している。日本ラウンドから起用されたBMW使いの若手、マキシム・オーステンが速さを見せている。
因みにこのKRCは中国でミニカーのスパークモデルの代理店事業も行っており、前述のレオ・イェの特注限定品モデル等が存在する。

Absolute Corse #296 Ferrari 296 GT3
アンドレ カナール (フィリピン,ブロンズ) / フィン・ゲーシッツ (ドイツ,シルバー)
アブソリュート陣営唯一のフェラーリが296号車だ。3度の表彰台を獲得しランキング3位につけている。
フィリピン出身のカナールはタイラウンドではヘルメットを着用して表彰台に登り“謎の覆面レーサー”とファンをざわつかせたが、富士で表彰台に登った際はマスクのみでの登壇であった。
ゲーシッツはドイツ出身の19歳。ユナイテッドオートスポーツのLMP3やGTマスターズ等で活躍した期待の若手だ。鈴鹿のレース2ではヨーロッパのファクトリードライバーに引けを取らない走りを見せた。
アジア最強を誇るアブソリュート・レーシングがフェラーリで岡山でどのような走りを見せるか注目だ。

Team 5ZIGEN #500 Nissan GT-R Nismo GT3
HIROBON (日本,ブロンズ) / 金丸ユウ (日本,シルバー)
フル参戦唯一の日本車エントリーが5ZIGENのGT-Rだ。日本車、日本チーム、日本人ドライバー2人とオールジャパン体制での参戦となる。
今シーズンシルバー・アマクラスながら総合首位を争う速さを見せており、タイのレース2で総合2位を獲得。
そして鈴鹿のレース1でポルシェのハインリヒを抑えて総合優勝を獲得。SROレースでのGT-Rの優勝は2018年のブランパン・アジアのKCMG以来であった。昨年も速さを見せた岡山でも活躍に期待したい。

ANR with VSR #563 Lamborghini Huracan GT3 EVO2
水谷晃 (日本,ブロンズ) 根本悠生 (日本,シルバー)
人気インフルエンサー、ANRとのコラボレーションで参戦するのはVSRの563号車だ。スーパートロフェオ等で活躍した水谷の相方にランボルギーニの信頼の厚い根本悠生を起用。
今シーズンはブロンズドライバーのミス等も多く苦戦を強いられている。最後の日本ラウンドである岡山での逆襲に期待したい。

注目チームも多いGTWCアジア。多種多様なGTカーの走る岡山ラウンドも格安で観戦可能。お近くの方は是非サーキットに足を運んで頂きたい。



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