アジア最強ブロンズは誰か!チャンピオン争いの行方は…?【GTWC アジア 上海 プレビュー】

GTWC・アジア

今週末、上海で最終戦が行われるGTWCアジア。ここではレースウィーク前に注目ポイントを振り返っていきたい。

久々の中国ラウンド

チャンピオン決定の場となる最終戦は2019年以来の中国開催となる。中国系のチームやジェントルマンドライバーが大半を占めるGTWCアジア。凱旋レースとなるチーム、ドライバーも多い。

最終ラウンドを前にチャンピオンの権利を持つチームのランキングは以下のようになっている。

チーム名カーナンバーマシンドライバークラスポイント
オリジン・モータースポーツ4Porsche 911 GT3 Rルー・ウェイプロ・アマ117
オリジン・モータースポーツ87Porsche 911 GT3 Rボー・ユアン
レオ・イェ ホンリー
シルバー・アマ101
アブソリュート・レーシング1Porsche 911 GT3 Rアンソニー・リュー
アレッシオ・ピカリエロ
プロ・アマ98
FAW ファントム・グローバル36Audi R8 LMS Evo IIコンフー・チェン
アダリー・フォン
シルバー83
トリプルエイト・JMR888Mercedes-AMG GT3 Evoアブバーカー・イブラヒムプロ・アマ82
VSR6Lamborghini Huracan GT3 EVO2ビアン・ハオ
エドアルド・リベラティ
プロ・アマ72
チーム・アブソリュート40Audi R8 LMS Evo IIマルクス・ヴィンケルホックプロ・アマ68

現在数字上7台のマシンが総合チャンピオンの権利を残しているが、優勝等のタイムペナルティも考慮すると現実的なラインにいるのは地元中国勢上位3チームと言える。

ランキング首位はルー・ウェイがドライブするオリジン・モータースポーツの4号車。チームメイトはピレ、ハインリヒ、ブースら3人のポルシェドライバーが各ラウンド交代でドライブしている。

4号車はセパン、ブリーラムのレース2で優勝、その後も安定した走りでポイントを稼いできた。現在2位に16点差を付けており、チャンピオンシップの最有力と言える。

因みにGTWCアジアで最終ラウンド前のポイントリーダーがチャンピオンに輝かなかったのは2017年の1度だけである。

ランキング2位につけているのもオリジン・モータースポーツのポルシェ、87号車だ。

ボー・ユアンとレオ・イェ ホンリーのコンビは抜群の安定感と速さを見せており、シルバー・アマクラスながら富士で総合優勝。他にも2度表彰台に登っている。シルバー・アマクラスのチャンピオンシップに関しては6勝と圧倒し既にチャンピオンを決めている。速すぎる2人故に来シーズンからドライバーカテゴライズが格上げされてコンビを組めなくなる可能性も高い。そういった意味でもオリジン87号車には注目して欲しい。

前年チャンピオンのアンソニー・リューは岡山で劣勢となった。

オリジンの2台が20点前後を加算したのに対し1号車はレース2のスピン等もあって僅か4点のみの加算に終わっている。

地元凱旋レースとなるアンソニー・リューとアレッシオ・ピカリエロの逆襲に期待したい。

ポルシェがランキングトップ3を占める中、”ポルシェ以外”で最上位となるのはFAWファントム・グローバルのアウディだ。

アジア屈指の実力派であるコンフー・チェンとアダリー・フォンのドライブで開幕戦で総合優勝を飾る等速さを見せている。同チームは総合では離されているが逆転の可能性も0ではない。また、シルバークラスでランキング首位につけており、そちらのタイトル決定にも注目だ。

アマクラスに目を向けると、ガレージ75のジプトビアントロは2位のAMACに35点差と大差をつけている。参戦台数、ポイント差的にも、土曜日にタイトルが決定する可能性が非常に高い。

ドライバーラインナップにまたも変更… スポット参戦も!

最早恒例となっているGTWCアジアのドライバー交代。今回もプロドライバーを中心にいくつか変更がある。

前述のハインリヒがオリジンをドライブする他、クラフトバンブーはモラドとゴッツに変更。JMRは鈴鹿以来のグルニエがドライブ。

また、アジア屈指のトップブロンズであるアンタレス・オーがアブソリュートのアウディをドライブする。

https://lemans-info.com/gt3/gtwcas/2024/09/01/5983/

岡山との変更点をリストにしたので是非チェックして頂きたい。

チームカーナンバーマシン岡山ドライバー上海ドライバー
オリジン・モータースポーツ4Porsche 911 GT3 RB.ブースL.ハインリヒ
クラフトバンブー・レーシング30Mercedes-AMG GT3 EvoJ.P.オリベイラD.モラド
チーム・アブソリュート40Audi R8 LMS Evo IIH.ルオハンA.オー
VSR63Lamborghini Huracan GT3 EVO2J.ホアン
G.ホアン
D.ビルスキー
E.ブラウン
クラフトバンブー・レーシング88
Mercedes-AMG GT3 Evo
F.シラーM.ゴッツ
トリプルエイト・JMR888Mercedes-AMG GT3 EvoL.ストルツM.グルニエ

また、スポット参戦のマシンが3台参戦する。この3台は選手権には関係ないがどのような走りを見せるか注目だ。鈴鹿と岡山を欠場していたエレガントも久々に参戦予定だ。

チームカーナンバーマシンドライバークラス
ファントム・グローバル2Audi R8 LMS GT3 EVO IIH.ボー
D.ペレイラ
プロ・アマ
ハーモニー・レーシング99Ferrari 296 GT3L.ハンチェン
L.カイルオ
シルバー・アマ
EBM321Porsche 911 GT3 RL.シュアンユー
L.ウェンロン
シルバー・アマ

台数減の日本勢、一泡吹かせれるか?

上海ラウンドではNKレーシング、LMコルサ、Dステーションが欠場。

日本勢はポルシェセンター岡崎、GTOレーシング、5ZIGEN、ANR VSRの4台が参加する。

この3台はシルバー・アマクラスに参戦。勝利を争うことになる。鈴鹿で総合優勝を飾った5ZIGENは2勝目を挙げて気持ち良くシーズンを終えたい所だろう。

4度のクラス表彰台を獲得しつつも勝利のないポルシェセンター岡崎の永井/上村組も勝利が欲しいはずだ。

雨の岡山で安岡秀徒がスリックでトップを快走したGTOレーシング、ANR VSRの水谷/根本組も今シーズン初表彰台を狙っている。

日本勢の戦いにも注目だ。

終わりに

チャンピオン決定戦という事もありいつも以上に見逃さないGTWCアジア 上海ラウンド。

久々の開催で地元中国勢が有利となるか、思わぬ伏兵が現れるか、どんなドラマが起きるか目が離せない。

GTWCアジアの他にWEC富士戦やF1アゼルバイジャン、豪スーパーカーズ等が開催されモータースポーツファンにはとても忙しい週末となるが、是非チェックして頂きたい。

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