スーパーGTルーキー、チャーリー・ファグって何者?

ドライバー・チーム紹介

今シーズン、スーパーGTに第2戦富士ラウンドからデビューし大活躍を見せる新人がいる。イギリス出身の24歳、チャーリー・ファグ選手だ。海外で箱車レースで活躍してきた彼だが、スーパーGTファンにはあまり馴染みがないだろう。ここではファグ選手のキャリアを振り返っていきたい。

GTWCヨーロッパ公式Xより引用

チャーリー・ファグ選手はイギリス イングランドのダラム出身の24歳、ゴールドライセンスのドライバーだ。

2014年にジネッタ・ジュニア・ウィンターシリーズで4輪デビュー。2016年までジネッタのレースで活躍しシリーズ最高位は16年のウィンターシリーズの4位。

ユナイテッドオートスポーツ公式Xより引用

2017年以降は活動の場をGT4へ移し、ブリティッシュ・GTやGT4ヨーロッパ等に参戦。2018年にブリティッシュGTでクラス年間3位、2021年にはGT4ヨーロピアン・シリーズにユナイテッドオートスポーツから参戦しチャンピオンを獲得している。

この年の他の参戦選手はスーパーフォーミュラにも参戦したジェム・ボリュクバシやポルシェ・スパーカップでチャンピオンになったバスティアン・ブース、GTWCで活躍中のジム・プラらが参戦していた。

WEC富士にて初来日したチャーリー・ファグ

2022年は戦績が認められWECを戦うDステーション・レーシングのシルバードライバーに抜擢された。オーナードライバーである星野敏、チームのエースドライバーである藤井誠暢とのトリオに。

ルマンこそリタイアに終わったが、チームの地元、富士スピードウェイでのレースで大躍進。タイム抹消で最後尾スタートではあったが、スタートドライバーの藤井プロがブロンズドライバー相手に追い上げを見せトップを奪うと星野オーナーがWスティントを遂行。その後3番手でステアリングを引き継いだファグは速さを見せ藤井プロと同等以上のペースを披露。3人の活躍でチームの地元で見事3位表彰台を掴んだ。

地元レースで表彰台を掴んだDステーション・レーシング

同年はアストンマーティンでGTWCヨーロッパにも参戦した他、アジアン・ルマンシリーズにも参戦。Dステーション・レーシングのステアリングを握った。

しかし2023年はWECで速さを見せた為にFIAのドライバーカテゴライズがシルバーからゴールドに格上げされてしまい、WECのシートを喪失した。

ファグ選手公式Xより引用

2023年はオプティマム・モータースポーツのマクラーレンからGTWCヨーロッパのエンデュランスカッとGTオープンに参戦。

GTWCシリーズ最大のビックイベントであるスパ24hではゴールドカップでクラス優勝を達成した他、GTオープンでもチャンピオンを獲得する活躍を見せた。

2024年はレギュラーシートを喪失していたファグだったが、Dステーション・レーシングからスーパーGTのソレンセンの代役参戦のオファーを受け来日。第2戦の富士でのレースはレースリザルト的には今一つではあったが、予選で最速タイムをマーク(タイム合算予選の為グリッドは22番手)する等存在感を見せた。

そして第3戦の鈴鹿でも引き続きステアリングを握ることになったファグ。合算タイムで藤井誠暢選手と共に予選ポールポジションを獲得した。これはアストンマーティンのスーパーGT初ポールだ。

決勝でも速さを見せたDステーション・レーシング。天候が心配される中、藤井選手が第1、3スティントを担当しファグは第2スティントを担当。途中タイヤ無交換組に先行される事はあったが、安定したレースを見せトップチェッカー!Dステーション・レーシングにスーパーGT初優勝をもたらした。

デビュー2戦目でDステーション・レーシングにスーパーGT初優勝をもたらしたチャーリー・ファグ選手。今後の走りに注目したい。

また、ファグ選手のような速さはあるがゴールドカテゴライズで仕事が貰いにくい海外のGTドライバーが今後日本のスーパーGTで活躍も増えていくかもしれない。今後のスーパーGTの動向にも注目したい。

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